文系SEのあしあと

私立文系から外資系SEになった人のブログ

英語学習を今までしてきてよかったなと思うこと

どうもみなさんこんにちは、ミノルです!

 

今回は僕が今まで英語学習を続けてきて(真剣に英語に取り組み始めたのは高校2年からだから約4年くらい)、英語を勉強していてよかったなと思うことを書いていこうと思います!

 

1.日本語について考えるきっかけを与えてくれた

僕が英語を勉強していて一番良かったと感じることはこれです。

今まで普段当たり前のように読んだり、聞いたり、書いたり、話したりしている日本語について一度立ち止まって考えてみたことなど今まで皆無でした。

しかし英語の勉強を始めてから義務教育を含めると7年間が経った今、「なんで自分は日本語が話せるんだろう。というかそもそも日本語って何なんだ。」と思うようになったんですよね(笑)

その時から日本語を読み書きしたり聞いたり話したりするときに、一度立ち止まってその日本語について考えるようになりました。

例えば、この前読書していた時に「奥ゆかしい」という言葉が出てきたんですが、英語学習を始める以前では、何となく「心が惹かれる」って感じかなくらいで意味を捉えて止まっていたと思います。

けどこの時は、「なんで奥ゆかしいって言うんだろう」とどうしても気になって辞書で調べてみると、「奥にひそむものに強く心がひかれる」(コトバンクより)と出てきて、相手の心情を推し量っている感じがしていてなんだかすごく日本語っぽいなって思いました(笑)

このように普段は何となく意味は分かるという段階で止まっていた日本語を、なんでそういう意味になるのか、その日本語の語源は何なのかというところまで調べるようになりました。

こんな感じで普段当たり前の様に使っていた日本語について考えるようになったことは、英語学習が与えてくれた1つの大きな恩恵だと僕は考えています。

 

2.日本の文化・歴史に興味が増した

英語を勉強している人なら誰もが共感できると思いますが、英語と日本語って全然違いますよね?文法的にもそうですし、そもそも英語はアルファベットで日本語は仮名文字やカタカナ、漢字を使うように文字表記自体も全く異なります。だからこそ英語を習得するのは日本人にとって本当に大変なことです。かく言う僕も未だに英語が下手で、努力が足りないと感じています(笑)

しかしこのように全く異なった言語であるからこそ、それらを比較したときにその言語の裏側にある文化がより一層深く感じられると思うんですよね。

これも例を出すと、例えば日本人はごはんを食べる前に、食べられるために犠牲になった生物や農家の人たちなどに感謝を示すために「いただきます」と言います。しかし英語ではこの「いただきます」に対応する表現はありません。英語圏では主にキリスト教徒が多いため、ごはんを食べる前には目をつぶって神様に感謝のお祈りを捧げます(英語圏の人が全員お祈りをしているということではありません)。

さらに次は「ごはん」という言葉に着目してみましょう。日本語で「ごはん」というと2つの意味が存在します。まず1つが日本人の主食であるお米ですよね。そしてもう1つは食べ物(food)も意味します。「お昼ごはん」はお米ではなく昼食を意味しますよね。

ではお米の英語にあたる「rice」には食べ物全般の意味があるのでしょうか?

答えはNoです。

英語では「bread」が食べ物(food)を意味します。アメリカやイギリスでは主食は基本的にはbreadだからです。ちなみにキリスト教徒は昔からの儀式である聖餐(せいさん)でワインとともにパンを食すことから、パンは歴史的・文化的な繋がりの深い食べ物でもあります。

このように発音も文法も文字表記も完全に日本語とは全く異なる英語を学習することで、その言語の裏側にある文化や歴史、伝統の差異がありありと浮かび上がってきます。そしてそれぞれの言語を通して文化や歴史を見ていくにつれて、日本が持つ文化や歴史が外国と比べるととても特異であることを思い知らされました(笑)

こんな感じで日本の歴史・文化をもう一度見直したいと思えるようになったことも、英語学習が与えてくれた1つの恩恵だと思います。

 

3.世界が広がる

これは間違いなく英語を学習する1つの大きな利点と言えます。

日本語を使用する国はもちろん日本だけですが、英語を母国語もしくは公用語として使っている国は数多とあります。

このことが何を意味するのかというと、今まで日本語のメディアでしか情報収集が出来なかったのが、英語を学習することで日本語の枠組みを超えて情報にアクセスできるようになるということです!

アメリカ、イギリス、オーストラリア、インド、フィリピンなど英語が母語もしくは公用語である国が生産する情報を知ることができる。まさにWorld Englishesですね(笑)

さらに情報だけに限らず、世界中の人々ともコミュニケーションが取れるようになりますし、それによって外国人の人が持つ新しい価値観に触れることができます。同時にその価値観に触れることにより、私たち日本人の価値観を客観的に見つめ直す機会も生まれます。

このように自分の中の世界を広げられることも英語学習をしていてよかったと思える点です。

 

 

おわりに

これまで自分が英語を学習していてよかったなと思える点を3つ挙げてきました。

他にもまだまだ英語学習の恩恵はあるんですが、今回はこの辺にしておこうと思います(笑)

最後まで読んで下さってありがとうございました。またいつかお会いしましょう!